エルメスバッグは、女性なら誰もが憧れるラグジュアリーブランドの象徴。
その中でも、特に人気が高いのが「バーキン」と「ケリー」です。
どちらも洗練されたデザインと高い品質で知られていますが、どちらを選ぶか迷っている方も多いのではないでしょうか。
「バーキン」と「ケリー」は、どちらもエルメスを代表するアイコンバッグとして、多くの女性を魅了してきました。
しかし、見た目は似ているものの、実はさまざまな違いがあります。
この記事では、「バーキン」と「ケリー」の違いを徹底解説することで、それぞれのバッグの魅力を理解し、自分にとって最適なバッグ選びをサポートします。
バーキンとケリーの違い
エルメスを代表する2つのバッグ「バーキン」と「ケリー」は、一見すると似ているように見えますが、実は形状、デザイン、サイズ、価格、人気など、さまざまな違いがあります。
1:形状の違い
「ケリー」も「バーキン」も、バッグとしての見た目は非常に似ています。
ハンドル部分が美しく見えるようにカットされた「フロップ」と、バッグの口とフラップを締めるための「クロア」でバッグを開け閉めし、フロント部分を飾るロック用の南京錠「カデナ」と2本の鍵「クローシュ(キーケース)」のデザインも共通しています。
しかし、よく見ると、蓋の使い方に大きな違いがあります。
「ケリー」は蓋を閉じて使うのに対し、「バーキン」は一般的に蓋を開けた状態で使用されます。
2:デザインの違い
「ケリー」は「美しさを追求」し、「バーキン」は「収納力や使い勝手」を重視したデザインと言えるでしょう。
「ケリー」は、一つのハンドルを持つ一方で、「バーキン」は二つのハンドルが特徴です。
また、「ケリー」には「外縫い」と「内縫い」という、デザインの異なる2タイプが用意されています。
「外縫い」は革を縫い合わせた部分が外側に出ているデザインで、よりクラシックな印象を与えます。
「内縫い」は縫い合わせた部分が内側にあるため、よりすっきりとした印象です。
3:サイズの違い
「バーキン」には、「バーキン25」、「バーキン30」、「バーキン35」、「バーキン40」、「バーキン45」の5つのサイズが展開されています。
「バーキン25」は、コンパクトで普段使いに最適です。
「バーキン30」は、A4ファイルも収納できるため、ビジネスシーンでも活躍します。
「バーキン35」は、旅行にも使える収納力抜群のサイズです。
「バーキン40」と「バーキン45」は、さらに大容量で、荷物が多い方におすすめです。
「ケリー」には、「ケリー25」、「ケリー28」、「ケリー32」、「ケリー35」の4つのサイズが展開されています。
「ケリー25」は、コンパクトで可愛らしい印象です。
「ケリー28」は、普段使いからフォーマルなシーンまで幅広く使えるサイズです。
「ケリー32」は、A4ファイルも収納できるため、ビジネスシーンでも活躍します。
「ケリー35」は、旅行にも使える収納力抜群のサイズです。
4:ポケットの違い
「バーキン」は収納力にも配慮が行き届いており、フロントと背面にポケットを備えています。
一方、「ケリー」は外側ポケットが搭載されていません。
5:サイドベルトの違い
「バーキン」には、マチの幅を自由に調節できるサイドベルトが特徴的です。
これにより、荷物の量に合わせてバッグのシルエットを変えることができます。
6:ショルダーストラップの違い
「ケリー」には、「ケリー25」サイズ以上であればショルダーストラップが付属しており、肩掛けでバッグを持つことが可能です。
一方、「バーキン」にはショルダーストラップは付属していません。
これらの違いは、「バーキン」が収納力と機能性を重視していること、「ケリー」が美しさを追求したデザインであることが関係していると言えるでしょう。
バーキンとケリー値段の比較
「バーキン」と「ケリー」は、どちらも100万円を超える高級バッグです。
では、どちらの方が価格が高いのでしょうか。
最新の価格改定に基づき、「バーキン」と「ケリー」の代表的なサイズと素材の価格を比較してみましょう。
|バーキン25|トゴ|1,474,000円|
|バーキン30|トゴ|1,639,000円|
|ケリー25|トゴ|1,452,000円|
|ケリー28|トゴ|1,562,000円|
価格は「バーキン」の方が高くなっていますが、サイズにもよりますがその差は10万円以内です。
年々、その差は縮まっているので、価格はそこまで変わらないと言っていいでしょう。
中古市場の価格でも「バーキン」の方が高いですが、どちらも人気のアイテムなので需要が高く、相場も安定しています。
バーキンとケリー人気の比較
「バーキン」と「ケリー」は、どちらも人気の高いバッグですが、認知度でいえば、「バーキン」の方が高いと言えるでしょう。
「バーキン」は、かつてフランスの歌手ジェーン・バーキンが、エルメスの社長に荷物を詰め込めるバッグを作ってほしいとリクエストしたことから誕生しました。
このエピソードが広く知られているため、「バーキン」は「ジェーン・バーキンのバッグ」として、多くの人に認知されています。
「ケリー」は、モナコ公妃グレース・ケリーが愛用していたことで有名になりました。
グレース・ケリーが妊娠中に、お腹を隠すために「ケリー」を愛用していたことから、このバッグは「グレース・ケリーのバッグ」として、世界中で愛されるようになりました。
近年では、「バーキン」が入手困難でかつ価格も高いことから、「ケリー」の人気が高まっていると言われています。
認知度がある「バーキン」ではなく、あえて「ケリー」を選ぶという人もいるようです。
まとめ
「バーキン」と「ケリー」は、どちらもエルメスを代表する高級バッグです。
どちらも洗練されたデザインと高い品質で知られていますが、形状、デザイン、サイズ、価格、人気など、さまざまな違いがあります。
「バーキン」は、収納力と機能性を重視したデザインで、ビジネスシーンにも活躍します。
「ケリー」は、美しさを追求したデザインで、フォーマルなシーンにも最適です。
どちらのバッグが自分に合っているかは、自分のライフスタイルや好みによって異なります。
この記事を参考にして、自分にぴったりのエルメスバッグを見つけてください。