世界5大ジュエラーに数えられるブルガリは美しく歴史もあるブランドです

5大ジュエリー、という言葉を聞いたことがある方は多いでしょう。
ルビーやサファイアといった有名で誰もが知る宝石5つの総称であり、これは5大ジュエリーなんだよ、と言われればなんとなくイメージも湧くでしょう。
では、5大ジュエラーはどうでしょうか。

□ジュエリーにおいて人気で有名な5大ジュエラー

ジュエラーという言葉は宝石商や宝石職人のことを示しており、ただの宝石ブランドよりも広い意味を持っています。
世界5大ジュエラーとは、その名の通り世界でも名高いジュエリーブランド5つを指します。

・ハリー・ウィンストン
・カルティエ
・ヴァンクリーフ&アーペル
・ブルガリ
・ティファニー

以上の5ブランドを総称して世界5大ジュエラーと呼びます。

このどれもが世界中で一般人からセレブや王族まで、幅広い人々を魅了し続けています。

5大ジュエラー、と聞いてパリの5大ジュエラーであるグランサンクを連想した方もいるのではないでしょうか。

グランサンクとはフランス高級宝飾協会に認められたジュエラーのことです。
名前の通りそのいずれもがパリにあり、主にヴァンドーム広場を拠点としています。

グランサンクに数えられるブランドは以下の5つです。

・ブシュロン
・メレリオ・ディ・メレー
・モーブッサン
・ショーメ
・ヴァンクリーフ&アーペル

この中で5大ジュエラーと重なるものはヴァンクリーフ&アーペルしかありません。
評価基準が全く違うとは言えませんが、やはり言葉が指す規模から多少性質が違うと思った方が良いでしょう。

世界5大ジュエラーとして数えられるブランドはどれも高名で人気が高く、また歴史の深いブランドばかりです。
どれも語り出したらきりがありません。
その中から今回は、ブルガリについて見ていきましょう。

ブルガリのモチーフとして有名なものに蛇があります。

蛇は古い時代、ギリシャやローマにおいて永遠の意味を持っています。
これは、古い時代のギリシャやローマから受け継がれる伝統を表している、と言われています。

ブルガリはジュエリーはもちろんのこと、時計やバッグなどさまざまな宝飾品を手掛けています。
ジュエリーでも指輪やネックレスなどのジャンルで落ち着いた雰囲気ながら特徴的なデザインの商品が多く展開されており、ジュエリーならではの華やかさが伝わってきます。

ジュエリー以外でも蛇がくねった様を彷彿とさせる腕時計や蛇の鱗を連想させるバッグの留め具など、節々に蛇をイメージさせながら美しいアイテムを展開しています。

ブルガリのジュエリーにはどんな特徴があるのでしょうか。

最大の特徴は、落ち着いた雰囲気でありながら印象強い色の使い方です。
ルビーやサファイアといった5大ジュエリーが人気なことはブルガリでも変わりません。

しかし、ブルガリならではのスタイリッシュなデザインによりそれらの新たな一面に魅了される人々が絶えません。

1.ブルガリの誕生

ブルガリの歴史は160年以上前まで遡り、創業年は1884年。

イタリア・ローマで発祥し、創業者ソティリオ・ブルガリの名から名付けられました。
ソティリオ・ブルガリは元々銀細工の職人であり、創業当初は銀細工を中心としていました。

2.ブルガリの発展

その後、1940年にはヘビをモチーフとした時計セルペンティが登場。
セルペンティは永遠や生命などのシンボルと言われ、現代でも多くの支持を得ています。

また1980年にはパレンテシを導入。
幾何学模様を取り入れたデザインは指輪をはじめとしてさまざまなアイテムに使われ、現在までその人気は衰えることを知りません。
モダンなデザインは場を選ぶことがなく、今でもシンプルなもの、クールなものが特に多くの人気を集めています。

1993年に設立された香水のブルガリ・パフュームも忘れてはなりません。
緑茶の香りを再現したオ・パフメ・オーテヴェールは最初に発売された商品でありながら人気の商品として多くの方に茶の香りを届けました。

香水といえば華やかな香り、といった風潮の中で緑茶のほっとする香りを選択したそのセンスは誰にでもあるものではありません。

ブルガリを代表するデザインとしては、1999年に発表されたビー・ゼロワンもあります。
これはBでブルガリを表し、01で始まりを意味するデザインです。
意味としてはとてもシンプルです。
しかしトゥボカスモチーフとブルガリを絡めたデザインは、ブルガリをこよなく愛する方々の注目を集めます。

ブルガリの代表的なデザイン同士を掛け合わせ、新しい代表的なデザインを作り上げる。
ブルガリの長い歴史があってこそ、初めてできる技でしょう。

今回は世界5大ジュエラーの中で、ブルガリをピックアップしてご紹介しました。
ブルガリのジュエリーは蛇をモチーフとするものが多く、ジュエリーの他にも鞄や時計など多くの宝飾品を手がけています。
ブルガリの魅力的なジュエリーと一緒に、ぜひ本記事でご紹介したブルガリの歴史についても知ってみてください。