2023-02-21

シャネルの年代を知る方法とは?イヤリングについてもご紹介!

シャネルには長い歴史がありますが、シャネルのグッズには「いつ、どこで、どのように作られたか」を知るためのある「暗号」がついています。
お手元にバッグや財布など、シャネルのグッズをお持ちだという方も多いでしょう。
今回はその「暗号」についてご説明していきます。

□シャネル製品の年代を知るにはどうすれば良い?

シャネル製品には、「シリアルナンバー」と呼ばれる暗号が割り振られています。
シリアルナンバーは7桁から8桁の数字からなる番号ですが、決してランダムに割り振られているというわけではありません。
シャネル製品を購入したときにもらえるギャランティーカード(保証書)に書かれている他、バッグや財布の内部に書かれていることもあります。

初めにシリアルナンバーが登場したのは1985年で、その時代に作られた製品は1桁目が0になっています。
1990年からは1桁目が1に、92年からは2に、95年からは3に…と徐々に増えてゆき、2005年からは初めの2桁が10から始まるようになりました。
これが、シリアルナンバーに7桁のものと8桁のものが混在している理由です。
その後、2014年以降のシリアルナンバーは20から始まるようになり、2020年にはついにシリアルナンバーが30から始まるようになりました。

ただし、このシリアルナンバーは正確に製造年を知れるものではありません。
数字が混在している年もあるため、あくまでも参考程度として扱うことをお勧めします。
お手元にシャネル製品をお持ちの方は、今すぐ初めの1桁、もしくは2桁を調べてみてください。

□イヤリングには刻印が印字されている!

バッグや財布にはシリアルナンバーが印字されていると書きましたが、イヤリングのようなアクセサリーにでかでかと7、8桁のシリアルナンバーを書くわけにはいきません。
そのため、イヤリングにはシリアルナンバーとは異なる刻印がなされています。

イヤリングには、「製造年」「コレクションナンバー(アルファベット)」「製造国」の3つが刻印されています。

1995年製造のイヤリングであれば「95」、2008年製造のものであれば「08」と、シリアルナンバーよりも分かりやすい表示がなされています。

コレクションナンバーには6種類のアルファベットが割り振られています。
これは、「95」のような製造年の右横に、ココマークを挟む形で書かれていることが多いです。
Vは、定番モデルを意味し、バッグで言えば「マトラッセ」のように、シーズン関係なく購入することができます。
Pは「スプリングコレクション」、Tは「春夏コレクション」、Sは「ハイサマーコレクション」、Aは「秋冬コレクション」のことを指します。

最後の1つ、Cの「クルーズコレクション」は、ブランドによっては「リゾートコレクション」「ホリデーコレクション」とも呼ばれています。
これらは、5月から6月に発表され、11月から1月ごろに店頭に並ぶものです。
クルーズ、リゾート、ホリデーという文字からも分かるように、「バカンスに行く人たちのためのアクセサリー」として販売されています。

製造年やコレクションナンバーの下に書かれているのが、「製造国」の情報です。
こちらはシンプルに、「Made in France」などと印字されているので、一目瞭然でしょう。

ただし、これらの刻印がされていないモデルもありますし、劣化によって剥がれたり消えたりすることもありますので、全てに刻印がなされていないことには注意しましょう。

□イヤリングの高額査定のコツ!注意することは?

まず、ジュエリーの買取価格は素材の単価と重さで決まります。
そのため、事前に何グラムなのかを量っておくのがお勧めです。

ただし、イヤリングやピアスの場合は、次に言う理由から重さの確認が難しいため、あくまで参考程度に留めておきましょう。
イヤリングには別の金属が使われていることがあります。
耳たぶを挟んで固定するイヤリングには、チューブ状の中にバネが入れられていることが多いです。
このバネに別の金属が使われている場合、量った重さがそのまま貴金属の重さにならないため、注意が必要なのです。

イヤリングに別の金属が使われる理由はもう1つあります。
それは、金属アレルギーへの対応です。
イヤリングやピアスは、皮膚に直接つけるアクセサリーなので、金属アレルギーの影響が出やすい傾向にあります。
そのため、イヤリングの固定部分、ピアスの場合はポストの部分に、チタンなどのイオン化傾向が低くアレルギー反応を起こしにくい金属や、樹脂のような非金属の素材に変えている場合がほとんどです。
もちろん、チタンポストの部分や樹脂の部分は買取対象外となるため、単純に重さを量ったとしても、買取単価を割り出すのは難しいのです。

これが、イヤリングの買取が難しい理由です。

□まとめ

シャネル製品の暗号、「シリアルナンバー」についてよくご理解いただけたでしょうか。
シリアルナンバーやアクセサリーの刻印を調べれば、製造年に関するある程度の情報が得られるため、買取の目安もつけやすくなります。
ただし、イヤリングやピアスの場合は予想買取金額を考えるのが難しいため気をつけましょう。

査定額を予想するには、プロの目を通すのが最良の方法です。
シャネル製品を買い取って欲しい、査定してもらいたいという方は、ぜひ当社へお越しください。

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