「使っていないカバンや財布が家の中に眠っている…」という方も多いと思います。
特に、ヴィトンのようなブランド品は高く売却できる可能性があるため、処分してしまうのは勿体無いです。
今回は、売却で重要な型番の知識と調べ方についてお話しします。
□ヴィトンのラインの種類と特徴について
「ライン」という言葉にはあまりピンとこないかも知れません。
ラインとは、革のデザインのことです。
ヴィトンの製品はとても種類が多く、ラインもかなり数がありますが、人気のあるものに絞ってラインの種類とその特徴をお伝えします。
まずは、モノグラムです。
ヴィトンのラインというと、このデザインを思い浮かべる人も多いはずです。
ヴィトンの「LV」のロゴと、3種類の四つ葉が規則正しく並んでいます。
革が上質であることが多く、何年も使い続けられる優れものです。
ヴィトンで買取率が最も高いのがモノグラムです。
「ダミエ」も定番なので、知っている方は多いでしょう。
茶色と黄土色の格子が市松模様のように交互に並んでおり、いくつかの茶色の格子に「LOUIS VUITTON」と書かれているモデルです。
モノグラム同様に買取率が高く、新品であれば定価の80パーセントを超える査定額を提示してもらえることもあります。
ダミエの色違いが「ダミエ・アズール」です。
格子の色が白と青になっているモデルです。
定番であるダミエやモノグラムよりも明るい発色のため、支持している人が多いモデルです。
革にエナメル加工が施され、モノグラムが型押しされているのがヴェルニです。
エナメル加工による特有の光沢感が特徴で、中古市場でも人気のモデルです。
ただし、周囲の環境の影響を受けやすく、色焼けしてしまう可能性があるため、注意して保管しなければなりません。
最近市場価値が上昇しているのがマルチカラーです。
デザイナーの村上隆氏とのコラボによる商品で、白地にカラフルなモノグラムが施されているのが特徴です。
特に、「チェリーブロッサム」や「モノグラムパンダ」は希少性も高く相場も上がっています。
1986年と比較的新しい時期に誕生したエピというラインもあります。
モノトーンのシンプルなデザインで、耐久性に優れており、カラーバリエーションも豊富なため、複数持っているという方も多くいます。
□ルイヴィトンの型番はどこに書かれている?調べ方は?
まず、ルイヴィトンの型番や品番は、本体には刻印されていません。
また、ルイヴィトンで買い物をした時、ギャランティカードは発行されません。
ギャランティとは「保証」のことで、ギャランティカードというのは「あなたが発行した製品は本物ですよ」と証明するためのカードです。
ヴィトンの製品の型番や品番は、購入書に書かれていますので、購入書が残っている場合はそちらを参照してください。
ただ、「昔買ったバッグの購入書なんていちいち残していない」という方もたくさんいるはずです。
この場合、型番や品番を知ることはできません。
しかし、本体を確認すると、薄く英数字が書かれていることに気がつくはずです。
この番号を「製造番号」(シリアルナンバー)と言います。
製造番号も、型番と同じくらい重要な情報です。
□知っておくべき?ヴィトンの製造番号について!
収納ポケットの中や内側のファスナーの縫い目近くなど目立たない場所でよく目を凝らすと、英字と数字の組み合わせを発見できるはずです。
この英数字が製造番号です。
目立たないところに刻印されているのは、店側が商品を区別するための都合であり、ユーザーのためにつけているものではないからです。
ただし、経年劣化で数字が擦れて見えなくなっていることもあります。
また、2021年ごろからICチップが内蔵されるようになり、シリアルナンバーがない製品も出てきています。
ヴィトンのシリアルナンバーを見てわかるのは、その製品が作られた時期と場所です。
アルファベットの部分は、製造国と対応しています。
例えば、ドイツで作られたものであれば「LP」、スイスであれば「D1」もしくは「FA」、アメリカならば「FC」「FH」「LA」「OS」「SD」です。
種類が多く、とても全てを覚え切ることは難しいので、シリアルナンバーが見つかった時は、その都度調べて確認することをお勧めします。
また、ルイヴィトンリペアサービスで修理をした場合、「DK」が印字されることも覚えておきましょう。
数字は製造年月を表しています。
1985年までは、アルファベットの表記はなく、数字が3桁刻印されているだけでした。
例えば、「818」であれば81年8月です。
85年からアルファベットが導入されますが、数字のルールについては変わっていません。
90年代に入ると、1、3桁目で月、2、4桁目で年と、少々複雑になりました。
「0966」であれば、96年6月を表しています。
2007年以降の製品のシリアルナンバーは、月表記ではなく週表記に変更されています。
「2078」は08年の20週です。
□まとめ
ヴィトンの製品を売却する際は、自分の持っているヴィトン製品の種類を調べ、売却価格の目処を立てましょう。
この記事の内容を参考にしてください。
ヴィトンの買取をご希望の方は、当店にお越しください。