「スイスの高級腕時計の種類や特徴について知りたい」
このようにお考えの方はいらっしゃいませんか。
腕時計にはスイス製の腕時計メーカーがたくさんあり、メーカーごとに特徴があります。
今回はスイス製の腕時計メーカーの特徴と世界で1番高い腕時計について紹介します。
□高級腕時計メーカーについて
エアコンがない昔、精密な機械である時計は高温多湿な環境において部品が劣化する可能性がありました。
そのため、穏やかな天候であるスイスは時計を作るには絶好の環境でした。
そんなスイスではたくさんの腕時計のメーカーが生まれ、それぞれ異なる特徴を持っています。
以下でメーカーとそれぞれの特徴についてご紹介します。
1つ目は、高級腕時計の代名詞であるロレックスです。
時計の発明の多くがロレックスで、1945年には午前0時に日付盤が切り替わるシステムであるデイトジャストを開発しています。
もともとイギリス設立の会社ですが、スイスへと拠点を移し、その過程で開発が行われていきました。
他にも自動ねじ巻き機構や完全防水といったものもロレックスが開発したものです。
ロレックスは最高峰の実用時計と言われるほど実用性とステータス性を兼ね備えた時計で、近年も目を見張る進化を続けています。
2つ目は、芸術の域にあるパテック・フィリップです。
実用性を追い求めるブランドが多い中、パテック・フィリップは芸術の域に押し上げたブランドです。
現在でも職人によって膨大な時間をかけて作られる時計はまさに芸術そのものでしょう。
また、100年前に作られたモデルであっても修理すると明言しています。
3つ目は、オーデマ・ピゲです。
永久カレンダーやソネリといった当時の最高峰複雑機構の開発など、手作業で高度な技術開発を行う様子は「奇跡の手」と称されるほどでした。
時計自体はシンプルでありながら、どこかハイクラスな雰囲気やエレガントさを感じさせます。
4つ目は、1755年に創業し現存している最古の時計ブランドのヴァシュロン・コンスタンタンです。
宝飾時計を得意としており、エジプト王への贈り物を作った経歴を持ちます。
5つ目は、自社で一貫生産しているシュガールクルトです。
優れた技術力を武器に、400件もの特許技術を開発しています。
シュガールクルトの時計は、革新的でクラシカルな時計が多く、とても魅力的な印象を受けるでしょう。
6つ目は、機械式時計を産んだともされる天才が創業したブレゲです。
スイスで生まれた1747年の技術とイノベーションは現在もまだ新しい時計を生み出す際に用いられています。
7つ目は、世界で初めて月に行った時計を生み出したオメガです。
手巻きキャリバーを採用したスピードマスターは6回の月面着陸に唯一着用を許された代表的なモデルです。
8つ目は、時計のF1をコンセプトに作られたリシャール・ミルです。
車体に使用される構造や素材を巧みに使ったモデルにより、時計界の常識を変えました。
実際に有名なF1ドライバーとコラボするなど、柔軟で独創的な発想の時計が多く作られています。
9つ目は、日本とも馴染みの深いジラール・ペルゴです。
1791年に創業されてから1861年に日本に輸入されているため日本人でも馴染みのあるブランドです。
異色を放つモデルで革新的なデザインの時計が多く作られて販売されてきました。
10つ目は、船の窓を連想させるデザインを多く出したウブロです。
王族に気に入られて使っていたことから王族の時計とも称えられていました。
このように確固とした評価を得てもなお、新しい挑戦に取り組み続けています。
時計に使用されなさそうなセラミック、グラスファイバー、カーボンファイバーといった素材を用いているのも特徴です。
FIFAワールドカップで公式時計として用いられたことも印象的です。
11つ目は、実用時計の名門であるIWCです。
シンプルかつスタイリッシュなデザインで、毎年リニューアルするなど活発に動いています。
過去には王侯貴族に愛されただけでなく、デジタル式の懐中時計を1885年に世界で初めて作ったとして功績を上げたことでも知られます。
12つ目は、パイロットのために開発されたブライトリングです。
プロのための計器と言われるほど、その精密性と視認性は認められており、信頼性の高さからパイロット協会の公式時計にも選出されました。
□世界で1番高い腕時計について
世界で1番高い時計は推定金額が30億から35億円相当のBreguet(ブレゲ)です。
アブラアム=ルイ・ブレゲが1782年に作り始め、1827年に彼の息子が完成させました。
そのため、合計すると、親子で45年の歳月をかけて完成したことになります。
この時計は1900年代に盗まれて2007年に取り戻された過去があり、現在はL.Aメイヤー・ミュージアムで展示されています。
□まとめ
スイスには多くの腕時計メーカーがあり、それぞれ違いがあります。
ぜひ今回の記事を参考に腕時計のブランドについて知って頂ければと思います。
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