ロレックスにはアンティークロレックスと呼ばれるものがあり、ロレックスの中でも羨望を集めています。
この記事では、その定義や、ロレックスの歴史を見ていきましょう。
また、特に人気なアンティークロレックスのモデルを解説します。
ぜひ、それらの違いを楽しんでみてください。
□アンティークロレックスとは?
高級腕時計のロレックスには、アンティークロレックスと呼ばれるものがあります。
一般的に、1970年代以前のものをアンティークロレックスと言います。
現在のモデルの方が機能面では優れていますが、その当時のものもたくさんの魅力が詰まっているため、美術的なものとしての価値があります。
□ロレックスの歴史を解説!
1905年、ハンス・ウィルスドルフがロレックスを設立しました。
この時代は腕時計が一般的なものではなく、持ち運べる時計としては懐中時計がメインでした。
また、当時の腕時計は機能面が十分でなかったため、ロレックスは機能面の向上を目指しました。
そして、1927年、ロレックスオイスターがドーバー海峡を横断したことで、防水機能の高さが認められました。
1960年、ロレックスディープシースペシャルが35,800フィートの深さまで潜水し、耐久性も認められました。
こうして、ロレックスの機能面の高さが世界中に知れ渡っていきました。
□アンティークで人気なロレックスの種類を解説!
アンティークロレックスにおいて、特に人気なモデルはどのようなものなのでしょうか。
発売日順にいくつか解説していきます。
1つ目は、他のモデルより気軽に使う場合に適しているエアキング Ref.5500です。
1950年代後半から1988年まで、長く販売されていました。
カレンダー機能を搭載しておらず、素朴なデザインが魅力的です。
2つ目は、最高級モデルのデイデイトRef.1803です。
ブレスレットまで貴金属が使われているため、威厳を感じさせるモデルです。
1960年代から1970年代後半まで販売されていました。
革ベルトではなく純正の貴金属ブレスレットの場合、より高価格で流通しています。
3つ目は、デイトジャストRef.1601とRef.1603です。
両者とも1960年代から1970年代後半まで販売されており、見た目は似ています。
ベゼルが、前者はホワイトゴールドのため光を多く反射し、後者はステンレスのため柔らかに光を反射します。
絶妙なこの違いは、ロレックスを選ぶときに人を楽しませるでしょう。
4つ目は、青と赤のベゼルが特徴のGMTマスターRef.1675です。
ペプシとも呼ばれるこの見た目から、発売してすぐは人気がないモデルでした。
1960年から1980年まで販売していたため、中古品が多く出回っています。
現在は、多くの有名人が身に付けていたことが影響して、人気なモデルの1つになりました。
5つ目は、ゼンマイで手巻きするタイプのオイスターデイトRef.6694です。
手巻きは構造が複雑ではないため、長い間使える点が魅力です。
1960年頃から1987年まで販売されています。
使用されているムーブメントは生産期間が長いため、部品が多く揃っており、故障時も修理がしやすいです。
6つ目は、エクスプローラーIRef.1016です。
1963年から1988年まで販売されていました。
1972年頃を境に、リューズを引くと針が止まる機能が追加されました。
これは後期型と呼ばれ、アンティークロレックスの定義には含まれませんが、高価格で流通しています。
7つ目は、普段使いをするならサブマリーナRef.5513です。
1963年から1989年まで販売されていたため流通量が多く、他のモデルと比べて購入がしやすいでしょう。
また、マイナーチェンジの多さが特徴です。
ドットインデックスのフチにメタル枠があるか、ドットインデックスの大きさや防水表記の違いがあるかによって、デザインだけでなく価格も異なります。
8つ目は、サブマリーナを発展させたモデルのシードゥエラーRef.1665です。
潜水会社と共同で開発されたため、サブマリーナより3倍の防水機能を誇っています。
1967年から1980年まで販売されたものの、当時は人気があまりなく、流通量もそこまで多くありません。
そのため、人気になった現在は、高価格で流通しています。
9つ目は、アンティークロレックスが人気となるきっかけを作った、デイトナRef.6263です。
1970年から1988年にかけて販売されました。
このモデルは現在人気ですが、発売当時はベゼルがステンレスのデイトナRef.6265の方が人気はありました。
また、デイトナと表記されているか否か、その表記のサイズは大きいかによって、希少度合いが異なります。
□まとめ
今回は、アンティークロレックスの定義やロレックスの歴史を解説しました。
一般的に、1970年代以前のものは、アンティークロレックスと定義づけされています。
また、アンティークロレックスの中でも人気なモデルを解説しました。
販売期間や機能はモデルごとに異なるため、モデル選びの段階から楽しめるブランドです。