グッチは、最も有名で人気なブランドの1つですよね。
そのため、ブランドに詳しくない方の中にも、デザイナーの名前を聞いたことのある方はいるのではないでしょうか。
この記事では、グッチの歴代デザイナーをご紹介します。

□グッチ一族の歴代デザイナーをご紹介します！

グッチは、もともとグッチ一族がデザイナーをしていました。
それでは、初代から四代目までのグッチ一族のデザイナーをご紹介します。

＊初代デザイナーはグッチオ・グッチ

彼は、革靴専門店を創設しました。
ところが、自由に革製品を使えない時代がありました。

例えば、第二次世界大戦に入り、統制品とみなされた革製品は製造できなくなってしまいました。
それにより、日本産の竹を取っ手に使ったバンブーシリーズを製作しました。
また、戦後は革製品が不足し、豚革の代わりにイノシシの革を使って、ピグスキンを製作しました。
他のピグスキンと比較して丈夫でありながら、柔らかな肌触りが人気となり、グッチの代表的なアイテムの1つになりました。

＊二代目デザイナーはアルド・グッチ

初代デザイナーの息子で、人を束ねるのに長けた人物です。
彼は、今でも有名なGGマークをデザインしました。

まず、グッチ1号店をニューヨークにオープンしました。
年間2万足以上のモカシンを販売し、富裕層以外の層から受け入れられ、当時の大統領であるケネディに認められるなど、アメリカへ広く影響を与えました。

次に、獲得した女性客に向けて、香水と時計の事業を行いました。
グッチの香水は、男性にも選ばれるようになりました。
グッチの時計は、ファッションブランドによる時計の最先端を牽引しています。

＊三代目デザイナーはパオロ・グッチ

二代目デザイナーの息子であり、歴代デザイナーの中でも異端児と言われた人物です。
彼は、プレタポルテ（既製服）事業を始めました。
もともとデザイナーとしての才能に定評のある彼は、女性向けのこの事業を成功させました。

この事業を始めた理由は、「いろいろな方に低価格で着てほしい」という彼の強い想いからきています。
しかし、この考えは、高級路線であるグッチのコンセプトとは異なるものでした。
そのため、当時のもう一人のデザイナーであるロドルフォ・グッチと対立し始めました。

例えば、彼がアメリカで副社長に就任したとき、ロドルフォによりグッチ本社から解雇されました。
その理由は、彼が担当のフィレンツェ工場の職務不履行があったためです。
本社から解雇された彼は、新たにブランドを作り、スーパーマーケットに大量生産したものを販売しようと考えました。
グッチ一族はこれを認めず、彼はグッチから追放されることになりました。

＊四代目デザイナーはマウリツィオ・グッチ

アルドの兄弟であるロドルフォの息子であり、プレタポルテ事業を成長させた人物です。
女性顧客へのアプローチとして、既存アイテムのデザインをより良いものにしました。

彼は、ロドルフォから50パーセントを超える株式を取得することで、当時代表であったアルドを辞任に追い込みました。
そうした理由は、グッチオの息子である、アルドとロドルフォの間でバラバラな行動を取っていることに違和感を覚えたからです。
そして、自分がグッチのトップに立ったものの、彼は暗殺されていまいました。

□グッチ一族以外の歴代デザイナーをご紹介します！

グッチ一族による経営のあとの歴代デザイナーを順にご紹介します。

まずは、ドーン・メローについてです。
彼女の任期は短期間ではあったものの、その後のグッチにトム・フォードを招きました。

次に、トム・フォードについてです。
デザインを新しくしたバックパックが大人気となりました。
次々に名作を生み出した彼の変わらないスタイルは、フォードスタイルと呼ばれるようになりました。
ファッションショーではミュージカル演出をし、見る人の心を掴むのに長けた人物でした。

そして、2000年にデザインディレクターに就任したアレッサンドラ・ファキネッティについてです。
2004年にトム・フォードの後を継ぎ、クリエイティブディレクターに就任しました。
彼女はレディースラインを担当し、女性に支持されるデザインをしました。

また、ジョン・レイについてです。
メンズラインを担当した彼は、グッチ退任後も、様々なブランドで活躍する人物です。

さらに、フリーダ・ジャンニーニについてです。
彼女は、アクセサリーのデザインを担当していました。

最後に、アレッサンドロ・ミケーレについてです。
2002年にグッチに入社し、2006年にデザインディレクターに、2011年にアソシエイトクリエイティブディレクターに、2015年にクリエイティブディレクターに就任しました。
彼は斬新なデザインを多く生み出し、GGマークも新しく作りました。

□まとめ

この記事では、歴代デザイナーを、グッチ一族とそれ以外に分けてご紹介しました。
革靴専門店から始まったグッチは、バッグ・財布・ウェア・時計・アクセサリー・香水など幅広く展開しています。
ブランドの買取をご検討中の方は、ぜひ当店までお問い合わせください。