こんにちは!かんてい局名古屋錦三丁目の鑑定士伊藤です。
今日はベルルッティ(Berluti)をご紹介します。
日本ではまだまだ知名度が高くないブランドさんかもしれません。
ベルルッティ(Berluti)はメンズの靴をメインにした老舗ブランドです。
靴だけでなく、バッグやレザー小物は人気があり、中古相場でも高値で取引されているブランドさんです。
かんてい局名古屋錦三丁目店でも、もちろん高額買取対象のブランドさんです。
Berluti ベルルッティ ってどんなブランド?
まずは、ベルルッティ(Berluti)がどんなブランドなのかからご紹介していきます。
ベルルッティ(Berluti)の創業は1895年のフランスのパリです。
イタリア生まれのアレッサンドロ・ベルルッティ(ALESSANDRO・Berluti)は幼少の頃からモノ作りに秀でていたそうです。当時、文化の中心フランスのパリで靴職人として才能を発揮します。
職人気質で完璧主義だったと言われるアレッサンドロ・ベルルッティ(ALESSANDRO・Berluti)の作る靴は、すぐにパリの上流社会で人気を博したそうです。
熟練の技に加えて、アレッサンドロ・ベルルッティ(ALESSANDRO・Berluti)のクリエイティブな才能が相乗効果を生んで、他の職人のものとは異なる靴を作り出したと言われています。
ベルルッティ(Berluti)は今でも創業者アレッサンドロ・ベルルッティ(ALESSANDRO・Berluti)の職人魂(クラフツマンシップ)を重視して、そこから生み出される質の高い製品に誇りを持っているそうです。
Berluti ベルルッティ の歴史
一職人のブランドを企業として成長させたのは二代目のトレッロ・ベルルッティ(Torello・Berluti)です
父であるアレッサンドロ・ベルルッティ(ALESSANDRO・Berluti)譲りのクラフトマンシップでさらに、ベルルッティ(Berluti)の人気を高めます。
そして、1928年に工房を兼ねたブティックをフランスのモンタボー通りにオープンさせます。
ベルルッティ(Berluti)に革新をもたらしたのは三代目となるタルビーニオ・ベルルッティ(Talbinio・Berluti)です。
ベルルッティ(Berluti)の近代化を図り成功を収めます。1959年にはベルルッティ(Berluti)としては初めて既成品のコレクションを発表します。
タルビーニオ・ベルルッティ(Talbinio・Berluti)を突き動かしたのは、ベルルッティ(Berluti)を世界的なブランドにしたいという想いだったと言われています。
今のベルルッティ(Berluti)の主だった芸術性の高いデザインを作り出したのは四代目となるオルガ・ベルルッティ(Olga・Berluti)です。それまで、茶か黒しかあり得なかった、紳士靴に様々な色使いを取り入れます。中でも月の満ち欠けにインスパイアされたと言われるパティーヌは、世界で唯一のオリジナルを生み出す芸術的な技法です。
こうして、歴史を振り返ってみるだけでも、ベルルッティ(Berluti)のこだわりの高さを感じますね。
かんてい局名古屋錦三丁目店でも、よく買取や質預かりの査定にお持ち込みいただくことがあります。
一度は持ってみたいですね
Berluti ベルルッティ がメジャーになりにくい理由2つ
(1) Berluti ベルルッティ 独特のデザイン
ベルルッティ(Berluti)のバッグや靴は他のブランドに見られるような派手なロゴや、アイコンは見られません。ほんとにシンプルに【Berluti】とロゴは刻印されているだけです。
また、雑誌やTVなどで派手に宣伝することもありません。
(2)Berluti ベルルッティはプロモーションをしない?
ベルルッティ(Berluti)はあえて、そういった他のブランドと同じようなプロモーションを行っていないようです。
ベルルッティ(Berluti)の世界観と意匠の高い製品の価値を理解してもらえる富裕層をターゲットとして、『わかる人にはわかる』ブランドであろうとしているからです。
かんてい局名古屋錦三丁目店でも買取や質預かりの査定させていただく際にも、ベルルッティ(Berluti)を持ち込みされる方は、他にも良い時計やジュエリーを持っていらっしゃることが多いですね。
実際に錦三丁目界隈ではよく持っていらっしゃる方を見かけるバッグです。
私もベルルッティ(Berluti)のを見ると、このお客様はいいモノを持ってるな〜と思って査定しています。
Berluti ベルルッティ の魅力の特徴3選
- ベネチアンレザー
- カリグラフィ
- パティーヌ
Berluti ベルルッティの特徴 (1)ベネチアンレザー
現在のベルルッティ(Berluti)に欠かせない素材がベネチアンレザーです。革の良いところだけを選び抜き、独自に開発した特別なナメシ技法により、しなやかで上質な革を作り出します。こうして作り出されたベネチアンレザーが、ベルルッティ(Berluti)が持つ独特な上質感を作り出します。
Berluti ベルルッティの特徴(2)カリグラフィ
ベルルッティ(Berluti)の代名詞とも言えるデザインがカリグラフィです。古文書からインスピレーションを受けて生まれたと言われています。繊細かつ大胆に書かれた筆記体の文字がパテーヌの陰影に映えるデザインがオリジナリティと高級感を演出します。
Berluti ベルルッティ の特徴(3)パティーヌ
パティーヌはオルガ・ベルルッティ(Olga・Berluti)が生み出した、現在のベルルッティ(Berluti)の最も特徴的な要素の1つです。布やブラシに独自に開発した染料や顔料を染み込ませ、マスターカラーリストと呼ばれる専門の職人が一つ一つ丹念に染み込ませていきます。 何種類も重ねて染め上げることで、美しい色ムラが出来上がり、見事なグラデーションを生み出します。これにより、世界に唯一のオリジナルが出来上がります。 このパティーヌを表現するためにはベネチアンレザーが欠かせないと言われています。
かんてい局名古屋錦三丁目店でも買取や質のお預かりの査定をさせていただくとき、質感を確認するために触れさせていただきます。やはり、他のブランドの革とは違う、深みのある質感を感じますね。
Berluti ベルルッティ の名古屋錦三丁目店 買取相場(参考)
バッグ買取相場<名古屋錦三丁目店調べ>
- アンジュール (ブリーフケース)買取相場 20-30万円 (SAランク)
- アンジュールミニ トート 買取相場 25-30万円(SAランク〜未使用)
- アンジュール (ブリーフケース)買取相場 15-20万円 (Aランク)
- アンジュール (ブリーフケース)買取相場 12-20万円 (Bランク)
財布買取相場<名古屋錦三丁目店調べ>
- カリグラフィ ラウンドジップ ベネチアンレザー 買取相場 7-8万円前後(SAランク)
- カリグラフィ コンチネンタル長財布 ベネチアンレザー 買取相場 5万円前後(SAランク)
- カリグラフィ ラウンドジップ ベネチアンレザー 買取相場 4万円前後(Bランク)
※実際の買取価格はかんてい局名古屋錦三丁目店で独自調査したもので、買取価格は買取相場の変動や状態により変動します。
※買取査定金額を保証するものではありません。