GGのロゴに気品を感じ、グッチに憧れる方も多いでしょう。
また、製品のカラー使いにも、優雅な優しさを感じることも多いでしょう。
グッチは最上の伝統を生かした最上の品質に魅了され、長く愛し続ける人が多いブランドです。
今回は、グッチの歴史と特徴、そして代表的な素材について解説します。
ぜひチェックしてみてください。
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□グッチの歴史について
グッチの上品なブランドイメージはどのようにできたのでしょうか。
それは創業者グッチオ・グッチがロンドンの高級ホテル、サボイ・ホテル勤務時代に、英国貴族達に接する中で身に着けたエレガントさからきています。
ホテルを退職し、グッチオは1921年フィレンツェで旅行バッグ・馬具などの高級皮革製品店を創業します。
グッチの歴史はそこから始まり、2年後の1923年には2店舗目をオープンしました。
「GG」ダブルGのモノグラムは、品質保証の証としてグッチオのイニシャルを商品に刻印したものになります。
この際に、グッチは世界で初めてデザイナーの名入り商品を販売しました。
そして、1938年にはさらに新たな店舗もオープンしました。
こうして好調に拡大していった事業も、第二次世界大戦をきっかけに苦しい時代を迎えます。
戦時中、牛革は統制品となり使用が困難になったのです。
素材調達で苦しむ中、グッチオが代替素材として考えたのはコーティングを施したキャンバス地でした。
代替素材ではありましたが、高級感あふれる仕上がりと配色で、これが人気を呼ぶことになります。
1940年代後半にはロンドン、パリに、1950年代にはニューヨーク、ロサンゼルスへと店舗を展開していきます。
さらに映画界の仕事をしていたグッチオの息子が、映画の小道具にグッチ製品を用いることがありました。
それが女性達の間で人気を博し、話題が話題を呼びました。
エリザベス・テーラー、オードリー・ヘプバーンなど世界のセレブリティ達の御用達となっていったのです。
そんな中、数々の偉業を成し遂げたグッチオも1953年生涯の幕を下ろします。
グッチオの他界後、長1994年トム・フォードがクリエイティブディレクターに就任し、以前のグッチ製品の要素を再構築し、世界中にグッチ・ブームを再燃させます。
そして、日本にはグッチは1960年代に進出してきました。
□グッチの特徴について
グッチは性別を問わず人気の高いラグジュアリーブランドであるため、日本では百貨店などで取り扱われていることが多いです。
通常、ハイブランドは30代以上の大人世代が愛用するイメージがありますよね。
ただし、グッチの人気は世代を問わず、10代や20代からも愛されています。
またグッチのシンボルといえば、次の2つが挙げられます。
まず1つ目は、ダブルGのロゴになります。
Gが2つ重なったダブルGのロゴは、創業者のグッチオ・グッチのイニシャルを表しています。
今では定番のデザイナーの名入りの商品ですが、世界で初めて取り入れたのがグッチだったのです。
2つ目は、ウェブストライプになります。
緑と赤のウェブストライプも、ダブルGと同様グッチのプロダクトには欠かせない存在です。
馬具の腹帯からヒントを得たというウェブストライプは、遠目でもすぐにグッチの製品だと認知できます。
□グッチの代表的な素材について
ここでは、グッチの代表的な素材を4つ解説します。
ぜひチェックしてみてください。
まず1つ目は、GGキャンバスです。
第二次世界大戦後に考案されたものです。
グッチの代表的な素材となったのがGGキャンバスで菱形素材のディアマンテというデザインになります。
これは、バッグだけでなく、ジュエリーにも用いられています。
2つ目は、GGプラスです。
GGキャンバスの表面をポリ塩化ビニールでコーティングし、撥水性と耐久性を向上させた素材になります。
現在では環境問題への配慮のために、ポリウレタンを使用したGGスプリームが主流です。
3つ目は、GGスプリームです。
GGプラスから移行した素材です。
見た目はGGプラスとほとんど違いはなく、撥水性や耐久性が高い素材です。
4つ目は、ビッグスキンです。
20年以上前に使用されていた素材であり、牛革と比較すると硬く張りがあります。
また、通気性が高いことが特徴です。
現行のデザインではほとんど使用されていません。
しかし、グッチを代表する素材の一つです。
□グッチの人気デザインについて
ここでは、3点の人気デザインについての解説します。
まず1つ目は、GGマーモントになります。
グッチのイニシャル「G」が2つ重なった金具が特徴のデザインになります。
2017年のAWコレクションからクリエイティブ・ディレクターに就任したアレッサンドロ・ミケーレにより、1970年代のベルトのバックルをモチーフに考案されたデザインと言われています。
金具の表面はマット加工で、ヴィンテージ品のような気品が感じられます。
素材やデザインも多彩に展開され、現在のグッチにおけるアイコンデザインとして高い人気があります。
2つ目は、ズゥミになります。
グッチを代表するインターロッキングGとホースビットを組み合わせたものです。
アレッサンドロ・ミケールという方によって再構築されたものです。
3つ目は、オフィディアになります。
ダブルGニトリコロールデザインを組み合わせたデザインとして、どちらもグッチを象徴するデザインで、アイコニックな存在感があります。
□まとめ
今回は、グッチの歴史と特徴、そして代表的な素材について解説しました。
グッチは世界中の多くの方から愛されるブランドです。
それゆえ、歴史や特徴をしっかり把握した上で、購入するようにしましょう。
この記事を参考にしていただけたら幸いです。