こんにちは!かんてい局名古屋錦三丁目店の鑑定士&ウォッチコーディネーターの伊藤です。
『気になる時計を試着してみました』では、私が個人的に好きな時計や気になる時計を試着してみた感想などお伝えしていきます。
早速ですが、今日はオメガのスピードマスター 3510.50をご紹介します
オメガといえばこの時計
オメガと言えば、スピードマスターですよね。前回に引き続き、スピードマスターのご紹介です。今回は1988年から2006年まで18年間発売される続けた、オメガの超定番、3510.50 スピードマスター オートマチックをご紹介していきたいと思います。
【仕様】
ケースサイズ:39mm
キャリバー:オメガ3220
素材:ステンレススチール
防水:3気圧防水
もともとは月に降り立った時計『ムーンウォッチ』として有名な手巻きのスピードマスター プロフェッショナルの廉価版として作られました。オメガの時計を世の中にもっと広めるための戦略だったんですね。
廉価番ですから、搭載しているキャリバーはオメガ社製ではなく、汎用ムーブメントメーカーETA社の自動巻きムーブメントをカスタムしたものです。どうしてもゼロから開発するとお金ががかかりますからね。
発売当時の参考定価は22万円ほどだったとか。スピードマスター プロフェッショナルのおおよそ半額程度の価格設定だったそうです。他ブランドの機械式時計と比較してもかなりお値打ちですよね。今では、スピードマスターといえば3510.50がまず頭に浮かぶほど、メジャーな腕時計です。
プロフェッショナルなるとの違い
プロフェッショナルの廉価版として作られたことは書きましたが、まったく瓜二つではありません。最も大きな違いは(1)手巻きか自動巻き (2)ケースサイズ の2点です。
3510.50は39mmとスピードマスター プロフェッショナルと比べると一回り小さく作られています。デザインはまったくそのままで外観は大きさ以外には区別がほぼつかないほど似ています。
性能的にはパワーリザーブは40時間などなど、やはりプロフェッショナルよりは見劣りする内容です。安く作られているので、当然といえば当然なのですが。
オメガの歴史
オメガは1848年にルイ・ブランがスイスのラ・ショー・ド・フォンで開業したブランドです。最初は懐中時計の組み立てを扱う工房だっとのこと。
キャリバーの自社開発にも積極的なブランドで1885年に量産型レバー脱進機式のムーブメント『ラブラドール』を開発します。その後もミニッツリピーターを発表するなど積極的に新型腕時計の開発を進めていきます。
1894年 Cal.19 Ω (オメガ)を発表します。Ωとはギリシャ文字の一番最後の文字で、そこから究極という意味をもって名付けられまた。当時としては画期的なムーブメントでした
Cal.19 オメガが画期的と言われた要因
(1) 極めて高い精度
(2) リューズによる巻き上げと時間設定を可能にした
(3)すべての部品が取り替え可能にした
リューズを引いて巻き上げて、更に引いて時間をあわせるのは今では腕時計の常識ですが、これを開発したのはオメガだったのです。今ではどれも当たり前と思われる内容ですが、当時としては画期的で時計業界に衝撃を与える発明になりました。
そしてこのキャリバー名をそのままブランド名にしたのが現在のオメガです。今でも革新的な時計開発を続けるブランドです。
裏蓋のレリーフの意味
裏蓋の馬かドラゴンかを思わせるレリーフ。これはギリシャ神話に登場する海の守護神シーホースを表しています。スピードマスターより先に開発された腕時計、それはシーマスターでした。軍用を目的として高い防水性能を誇る腕時計の開発に取り組み、発表されたのがシーマスターでした。スクリューバック(ねじ込み式裏蓋)を採用したことにひょり当時としては高い防水性能をほこる腕時計を開発します。その高い防水性能の象徴として、シーマスターの裏蓋にシーホースをあしらったと言われています。
スピードマスターにシーホース??と思わますよね。実はスピードマスター自体、もともとはシーマスターをベースに開発された経緯がある腕時計なのです。その名残として、また防水性能の証明として3510.50にもシーホースのレリーフが刻まれています。
オメガ 3510.50の個人的な感想
さて、個人的な感想です。個人的には39mmのケースサイズは使い勝手が良い大きさだと思います。現行のスピードマスターやプロフェッショナルと比べてもややおとなしい印象で、スーツに合わせてもそこまで違和感はないかなと感じます。
重量も100g程度と、機械式時計としては重くもなくといったところだと思います。そこまで気になる重量感ではありませんでした。
普段遣いするには最高のモデルだと思います。やはり高額時計になればなるほど、慎重になってしまうこともあると思います。その点、リーズナブルな腕時計ですから、気兼ねせずに使える一本ではないでしょうか?
また初めて機械式時計を持つ方のエントリーとしてはオススメしたい時計です。
オメガ 3510.50 の買取実績と買取相場
さて、気になる買取価格と買取相場です。
もともと廉価版として作られ約20年にわたって発売されていた腕時計です。中古相場にも多く流通しています。その影響もあって、買取相場はおおよそ10万円前後です。(2020年10月現在)
外装だけでなく、機械の状態も非常によく、付属品が揃っているなどの条件が揃っていれば14万円〜15万円くらいになる可能性もあります。
もし、今お持ちで、これから買取をお考えでしたら、まずは付属品の確認をしっかりされることをオススメします。箱だけでなく、ベルトを調整するコマ、などによっても買取金額は変わってきます。特にメーカーの保証書であるギャランティーカードは有無で買取金額に違いが出てきます。
買取に持っていく前に、まずは付属品を探してください。
さて、今回ご紹介したかんてい局名古屋錦三丁目店のオメガ スピードマスター 3510.50は箱やギャランティーカードは付属していませんが、ベルトの調整コマがあり十分な腕周りサイズがあることもあって12万円でお買取させていただきました。
もし、ご自宅に眠っているようでしたら、一度かんてい局名古屋錦三丁目店までお持ちください。しっかり買取査定致します。
かんてい局名古屋錦三丁目店での時計の買取について
かんてい局名古屋錦三丁目店では、オメガはもちろんロレックスやカルティエ、ブライトリングなどブランド腕時計の買取を強化しております。
『いくらになるか知りたい!』そんな見積もりだけでも結構です。ぜひ、一度かんてい局名古屋錦三丁目店まで査定にお持ちください。
営業時間は23時まで。名古屋で一番遅くまで営業しております。栄駅1番出口から一番近い質屋はかんてい局名古屋錦三丁目店です。ぜひ、お立ち寄りください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
- グッチバッグ昔のデザインが今人気な理由|オールドグッチの魅力と見分け方
- シャネルの魅力がわかる!人気ブランドの理由に迫る
- バーキンとケリーどっちがレア?エルメスバッグの資産価値を解説
- グッチを高価買取してもらう!売る前に知っておきたい査定のポイント
- オールドグッチとグッチの違い!歴史と魅力を解説!
- 2024年11月
- 2024年10月
- 2024年9月
- 2024年8月
- 2024年7月
- 2024年6月
- 2024年5月
- 2024年4月
- 2024年3月
- 2024年2月
- 2024年1月
- 2023年12月
- 2023年11月
- 2023年10月
- 2023年9月
- 2023年8月
- 2023年7月
- 2023年6月
- 2023年5月
- 2023年4月
- 2023年3月
- 2023年2月
- 2023年1月
- 2022年12月
- 2022年11月
- 2022年10月
- 2022年9月
- 2022年8月
- 2022年7月
- 2022年6月
- 2022年5月
- 2022年4月
- 2022年3月
- 2022年2月
- 2022年1月
- 2021年12月
- 2021年11月
- 2021年10月
- 2021年9月
- 2021年8月
- 2021年7月
- 2021年6月
- 2021年5月
- 2021年4月
- 2021年3月
- 2021年2月
- 2021年1月
- 2020年12月
- 2020年11月
- 2020年10月
- 2020年9月
- 2020年8月
- 2020年7月
- 2020年6月
- 2020年5月
- 2020年4月
- 2020年3月
- 2020年2月
- 2019年11月
- 2019年10月
- 2019年9月
- 2019年8月
- 2019年7月
- 2019年6月
- 2019年5月
- 2019年4月
- 2019年3月
- 2019年2月
- 2018年11月
- 2018年7月
- 2018年3月
- 2018年1月
- 2017年12月
- 2017年11月
- 2017年10月
- 2017年9月
- 2017年8月
- 2017年7月
- 2017年6月
- 2016年9月