IWC ポルトギーゼ IW500712 試着してみました！ | 質屋かんてい局名古屋栄錦三丁目・緑店

こんにちは！かんてい局名古屋錦三丁目店の鑑定士&ウォッチコーディネーターの伊藤です。

『気になる時計を試着してみました』では、私が個人的に好きな時計や気になる時計を試着してみた感想などお伝えしていきます。

早速ですが、今日はIWCのIW 500712 ポルトギーゼポルトギーゼ・オートマティックをご紹介します。

ここがオススメ！ポルトギーゼ

個人的には、腕時計の中で一番好きなデザインは、IWCのポルトギーゼなんです。他の機械式時計と比べると全体的にスマートだと思っています。

スマートでカッコイと思うポイント 3つ

ベゼルレスを思わせるスッキリとしたフォルム
シャマンドフェールとアラビアインデックスを使った視認性の高いフェイス
エレガントさを演出するリーフ針

IWCはスイス時計の中でもドイツ時計に似たデザインと言われます。確かに、特にポルトギーゼは他のスイスメイドの腕時計と比べると、ちょっと印象が違いますよね。

10代の頃から時計はクロノグラフが好きで、どちらかといえばちょっとゴチャゴチャしたメカニカルなデザインが好きだったんです。そんな中で初めてIWCのポルトギーゼを見た時は衝撃的でした。（その時はポルトギーゼクロノグラフでした）

インダイヤル付きでありながら、スッキリとしてスタイリッシュ、その上でリーフ針のおかげでエレガントな印象にもなる。すごいバランスのとれた時計だと一目惚れでした（笑）

ドレッシーな印象の腕時計なのに、アラビアインデックスを取り入れたデザインも好きなところですね。シェマンドフェール（レイルウェイ目盛り）の効果で時間を正確に把握しやすいところは実用性も高いと思っています。

ポルトギーゼの特徴

好きなポイントとかなり重複しますが、ポルトギーゼの特徴をまとめてみました。

アラビアインデックス
リーフ針
シェマンドフェール
大型キャリバー
ベゼルレスのような大型フェイス

アラビアインデックス
ローマ数字やバーインデックスと違い、直感的に数字を認識できます。1939年のリリース以来、アラビアインデックスを採用し続けているようです。

リーフ針
他のブランドでもよく使われる針のデザインの一つがリーフ針です。柳の葉のような形状でデザインに繊細な印象を演出する効果があると言われています。現在のIWCはルーフ針にブルースティール加工（焼入れ加工）を施したものを使うことが多いようです。

シェマンドフェール
腕時計より前の時代、ポケットウォッチ（懐中時計）の時代によく使われていたデザインの一つが鉄道の線路もようなデザインがシェマンドフェールです。レイルウェイ目盛りとも呼ばれています。一分毎を刻む目盛りは時間を正確に把握するには実用性の高いデザインです。

大型キャリバー
もともとIWCはポケットウォッチ（懐中時計）を製造するメーカーでした。その名残を今に残しているのが腕時計としては大きめの機械（キャリバー）です。ポルトギーゼが生まれた背景は、当時としては世界で最も正確な時計と言われたマリンクロノメーターと同等の精度を持った腕時計の開発でした。当時正確さを追求するためにはどうしても機械の大型化は必要だったのだと思われます。その名残としてポルトギーゼシリーズは大型の機械（キャリバー）を搭載しています。
今回サンプルとしてご紹介しているIW500712もケースサイズが42mmと腕時計としてはビッグフェイスに分類される大きさです。